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求人申込み、採用・選考に当たっての留意事項 ~ハローワークからのお願い~


求人票・求人情報に記載された労働条件は、そのまま採用後の労働条件となることが期待されています。

また、求人事業主と求職者の間で募集・採用にあたってのトラブルが増えています。

トラブル防止のためにも、募集・採用に当たってのルールの順守をお願いするとともに求職者にわかりやすく誤解のないような記載・入力、説明をお願いします。

1.職種・就業場所・雇用形態など

求職者の声
  • 面接の際、応募した求人とは別の職種で採用したい、と言われました。いきなり言われても困るのですが。
  • 面接に行ったら、休日や就業時間など、求人票・求人情報に記載された労働条件と異なる説明を受けました。

ハローワークからのお願い

求人票・求人情報には、採用予定の仕事の「職種」「仕事の内容」「就業時間」「休日」「就業場所」「雇用形態(正社員、契約社員等)」などの条件を明示していただいております。応募者を採用する場合にはこれらの求人票・求人情報に記載した条件を順守するようお願いします。

記載した条件と異なる職種について採用をご希望の場合は、別の求人として分けて申込んでください。

2.賃金

求職者の声
  • 面接で、求人票・求人情報に記載された賃金よりも低い賃金を示されました。このような低い賃金を示してもよいのでしょうか。

ハローワークからのお願い

求人票・求人情報の「賃金」欄の下限額は、応募基準を最低限満たす人を採用した場合に支払う予定の金額です。応募者は少なくとも下限額が支払われるものと期待して応募しています。

「賃金」欄に記載した金額は順守してください。

なお、賃金について、未経者・無資格者の場合は「△円以上」、経験者・有資格者の場合は「◯円以上」という場合がありますが、その場合の賃金の下限額は低い方の「△円」としたうえで、「その他の手当等付記事項(d)」欄や「求人に関する特記事項」欄に経験・資格別の賃金額を詳しく記載してください。

また、試用期間を設ける場合には、「試用期間」の欄に試用期間中の賃金額などの条件をできるだけ詳しく記載してください。

3.必要な経験など

求職者の声
  • 求人票・求人情報には経験不問とあったのに、面接では経験が必要と言われました。初めから求人票・求人情報に書いてあれば、わざわざ面接まで行かなかったと思います。

ハローワークからのお願い

応募者は、求人票・求人情報に記載された条件に合っているかどうかを判断したうえで応募しています。途中で条件を変更することは応募者の期待を裏切ることになりますので、安易に変更してはなりません。トラブルにならないためにも、最初の条件設定が必要です。

ハローワークでは、最近の雇用情勢等を踏まえて、見込まれる応募者数などを考慮した条件設定などのアドバイスを行っていますのでご相談ください。

やむを得ず、条件を変更しなければならない場合は、求職者が労働契約を締結するかどうか考える時間が確保されるよう、求職者に対し、可能な限り速やかに変更内容を明示するとともに、ハローワークにもご連絡ください。

また、求職者から変更する理由等について質問された場合には、適切に説明してください。

4.選考結果の連絡

求職者の声
  • 求人票・求人情報に記載された採否決定までの日数を過ぎても、面接を受けた事業所から選考結果の連絡が来ません。

ハローワークからのお願い

求職者は、選考の結果を不安な気持ちで待っています。また、選考結果の連絡があるまでは、他の事業所への応募を控える人もいます。「選考結果通知」欄に記載した日数は順守してください。また、何らかの理由で遅れる場合は、求職者に対し、求人票・求人情報に記載した日数以内に「遅れる」旨を理由とともに連絡してください。

また、選考結果は必ず本人に直接連絡するとともに、ハローワークにもご連絡をお願いします。

5.不採用の理由

求職者の声
  • 事業主から、不採用の理由として性別や年齢を告げられました。これは法律違反ではないでしょうか。

ハローワークからのお願い

労働者の募集・採用については、性別や年齢にかかわりなく均等な機会を与えなければなりません(男女雇用機会均等法、労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律)。このため、求職者の能力・適性に基づく選考をお願いします。

求職者に対し、経験や能力、適性が採用基準に達していないことを伝えにくいため、性別や年齢を不採用理由として告げていたケースがありますが、これは法律違反にあたりトラブルの原因となります。

6.応募書類の返却

求職者の声
  • 不採用になったら、履歴書や職務経歴書は重要な個人情報なので返却してほしいと思います。どのように扱われているか不安です。

ハローワークからのお願い

履歴書や職務経歴書は重要な個人情報が多く記載されています。不採用者については選考終了後速やかに応募書類を返却するようお願いします。また、やむを得ない理由により返却できない場合は、責任を持って廃棄するようお願いします。

なお、返却できない場合については、応募書類の取り扱いについて、返却できない理由や廃棄方法などを確認させていただくことがあります。

また、応募書類の取扱については、「応募書類の返戻」欄にも記載してください。

7.労働条件の明示

求職者の声
  • 採用の連絡を受けましたが、具体的な労働条件の説明がありません。

ハローワークからのお願い

使用者が労働者を採用するときは、労働契約の締結に際し、賃金、労働時間その他の労働条件を書面などで明示しなければなりません(労働基準法第15条)。求人票・求人情報に記載された労働条件はそのまま採用後の労働条件となることが期待されますので、安易に変更してはならないこととされています(やむを得ず変更する場合には求職者に対し、労働契約締結前に変更内容を明示することが必要です。)。求人票・求人情報に記載された内容との相違がないこと、および必要事項をきちんと明示するためにも労働条件通知書を交付してください。

労働条件通知書のモデル書式は、厚生労働省のホームページからダウンロードできるほか、ハローワークの窓口でもお渡ししています。

8.「魅力ある職場づくり」に取り組んでください

求職者の声
  • やってみたい仕事ですが、将来のイメージが湧きません。

ハローワークからのお願い

たくさんの方に応募してもらうことだけではなく、採用した従業員の方に長く働いていただくことも重要です。より良い人材の確保のためにも、応募者が「この会社で働いてみたい」と思う求人条件へ見直したり、従業員が「この会社でずっと働きたい」と思えるような「魅力ある職場づくり」に取り組んでください。

9.正社員求人での募集を是非ご検討願います

求職者の声
  • 正社員として採用してもらえるなら応募したいのですが・・・

ハローワークからのお願い

ハローワークに登録している求職者の約7割が正社員での就職を希望しています。

また、我が国は少子高齢化の進展等により、労働力は減少に転じています。

今後の事業経営の活性化を図る観点からも、また、「中長期的な人材育成」「技術・技能のスムーズな伝承」「社員のモチベーションアップ」等からも、正社員での募集には企業としてのメリットも少なくありません。ぜひ、正社員の募集をご検討ください。

10.知っておきたい法令等

労働法や高齢者・外国人の雇用対策について掲載したページを紹介しています。

また、労働者派遣事業や職業紹介事業等の制度や施策についても掲載していますので、ぜひご覧になってください。